内科、整形外科、リハビリテーション科、各科の医師、看護師、放射線技師、作業療法士、医療事務など、さとやま整形外科内科の医療スタッフがコラムを綴ります。患者様のお役に立てられるようなテーマで記事を執筆しています。
理学療法士の黒木です。
先日、デイケアさとやま介護福祉士の小河と
片浜・今沢包括支援センター様主催の「フレイル予防教室」に講師として
参加させていただきました。
最近よく耳にするフレイルとは「虚弱」という意味があり、介護が必要になる前段階となります。例えば、特に何もしていないのに疲れるといった症状や体重が急に2〜3kgが減少する。横断歩道を青信号のまま渡りきれない、ペットボトルの蓋が開けられない、外出することが億劫になってきた。など普段当たり前に出来ていた事が出来なくなってしまった状態のことをいいます。
そこで今回は、まず自身の現状を知っていただく為に簡単な測定を行いました。
参加された皆さまは筋肉に問題はありませんでしたが、体力やバランス能力が低下している事がわかりました。そして、それらを予防・改善するための運動やストレッチを行い、最後にそれぞれ目標を立てて頂きました。
「1日5000歩は歩く」や「週に1度、体操教室に参加する」など、皆さま具体的に目標を掲げられていました。
このように、具体的な目標を文字にする事で行動に移しやすくなります。
高齢者の定期的な運動によって、筋力や体力が向上する事も分かっており、90歳にして現役のボディビルダーもいらっしゃいます。
また同様の内容で講演させていただく機会がありますので
その際はホームページや院内掲示などでご案内させていただきます。
2022/07/19 Wrote