内科、整形外科、リハビリテーション科、各科の医師、看護師、放射線技師、作業療法士、医療事務など、さとやま整形外科内科の医療スタッフがコラムを綴ります。患者様のお役に立てられるようなテーマで記事を執筆しています。
皆様こんにちは(^^)
診療放射線技師(レントゲン撮る人)の井原です。
今年度から奥田先生(整形外科)の診療拡大を行いましたが、より整形外科を充実するために、新しい検査機器を導入しました。
それは、骨密度検査の検査機器です\(^o^)/※左図参照
これまで当クリニックに骨密度の機械はあったのですが、より詳しく検査ができる最新装置にパワーアップしました!
実は日本人は10人に1人が骨粗鬆症になっていると言われております。この検査で少しでも治療ができる患者様が増えれば何よりです。
今回は、この骨密度検査についてコラムを書いてみようと思います。
まず"骨密度検査"とは、"『骨粗鬆症』の診断を行うための検査"です。
種類は大きく分けて、DXA(デキサ)法、MD法、超音波法の3つです。※左図参照
横文字でわかりにくい名前ですが、検査装置によって検査をする部位が変わると思っていただければOKです!
※DXA法、MD法は放射線を用い、超音波法は放射線を用いません。
当クリニックで今回導入した骨密度装置は、DXA法となります。
DXA法は、
・腰骨(腰椎)と足の付根(大腿骨)を測定するもの
・腕(前腕)を測定するもの
に分けられますが、『腰骨(腰椎)と足の付根(大腿骨)を測定するもの』を採用しました。※左図参照
『骨粗鬆症診断にはDXA法を用いて、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましい。』(「2015年版 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」日本骨粗鬆症学会より)
とも言われており、『骨粗鬆症を診断する上で、最も信頼できる骨密度検査機器』が当クリニックに導入されたということです!!!
...すごいことです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
てなわけで、当クリニックのレントゲン室がまた一つ豪華になりました。※左図参照
骨粗鬆症は、ご自身でなかなか気付くことが難しい病気です。
骨粗鬆症の合併症である圧迫骨折の事を「いつの間にか骨折」なんて言いますが、"いつの間にか"発症してしまうんです。
つまり、気付くためには検査が必要です。
・50歳前後で急激に骨密度が下がること(特に女性)
・日本人の10人に1人が骨粗鬆症と言われていること
この2つの事実を考えてみると、該当する方がいかに多いかがわかるかと思います。
今は骨粗鬆症の治療薬も多く出ておりますので、健康寿命を延ばすきっかけにもなります。
今回の導入で、少しでも治療が進む方が増えれば何よりです。
気になる方は、いつでもご相談ください(^^)
2020/09/01 Wrote