内科、整形外科、リハビリテーション科、各科の医師、看護師、放射線技師、作業療法士、医療事務など、さとやま整形外科内科の医療スタッフがコラムを綴ります。患者様のお役に立てられるようなテーマで記事を執筆しています。
リハビリテーションとは
「能力低下の場合に機能的能力が可能な限り最高の水準に達するように個人を訓練あるいは再訓練するため、医学的・社会的・職業的手段を併せ、かつ調整して用いること」とWHOは定義しています。
難しい言葉がありますが『全人間的復権』と訳されることが多いです。
つまり「病気やケガにより生じてしまった不自由(障害)に対して、元の生活に戻れるよう支援する・障害も持っていてもその人らしい生活が出来るように支援する」ということが目的です。
そのリハビリテーションは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が中心となり、対象者やご家族が希望する目標に他職種で連係して行います。
また、リハビリテーションが行われる主な分野としては、以下の4つに大別され、それぞれ実施内容は変わります。
1.身体障害領域(様々な病気、骨折等によるケガなど)
2.精神障害領域(精神疾患など)
3.発達障害領域(小児や先天性の疾患など)
4.老年期領域(高齢者や地域、老人保健施設など)
さらに、病期(それぞれの疾患において、病状の経過を各時期に分類したもの)によってもリハビリテーションの内容は変わります。
1.予防期(病期やケガになる前に、健康を維持する時期)
2.急性期(発症・受傷直後、生命の維持に関わる時期)
3.回復期(病気・ケガによって失われた心身機能を改善させていく時期)
4.生活期・維持期(回復期を経て在宅や地域に復帰し、環境に適応していく時期)
5.終末期(残された余生をその人なりに過ごし、最期を迎えられるよう支援する時期)
このように各分野、病期でリハビリテーションの内容は違いますが、共通していることはQOLの向上です。※Quality Of Life:生活の質
当院のリハビリテーションでは、下記赤字で記した通り幅広く対応しております。
分野
1.身体障害領域(様々な病気、骨折等によるケガなど)
2.精神障害領域(精神疾患など)
3.発達障害領域(小児や先天性の疾患など)
4.老年期領域(高齢者や地域、老人保健施設など)
病期
1.予防期(病期やケガになる前に、健康を維持する時期)
2.急性期(発症・受傷直後、生命の維持に関わる時期)
3.回復期(病気・ケガによって失われた心身機能を改善させていく時期)
4.生活期・維持期(回復期を経て在宅や地域に復帰し、環境に適応していく時期)
5.終末期(残された余生をその人なりに過ごし、最期を迎えられるよう支援する時期)
また、当院では"Spine Dynamics療法"を取り入れております。
Spine Dynamics療法とは背骨と骨盤に着目し、肩こり腰痛をはじめとした様々な整形疾患に対して有効的な治療法です。
○背骨・骨盤はどんな形をしているの?
背骨は頸椎(首の骨)が7個、胸椎(胸の骨)が12個、腰椎(腰の骨)が5個の骨が24個つみ重なり、Sの字のようなカーブを形成しています。
○背骨・骨盤の役割は?
〝歩く〟〝走る〟〝投げる〟など全ての運動の起点は体幹です。
身体を支えるのと同時に、伸び縮みをして、重力や地面からの衝撃を吸収する「バネ」のように機能し、運動中に身体に加わるあらゆる衝撃を分散しています。
このバネの機能が低下すると、身体の重心の位置が変化してしまいます。
その重心は常に同じ位置になくてはなりません。
背骨のS字並びが変わってしまうと、重心の位置も変わってしまうため、それを正しい位置にしておくのに手足の筋肉に余計な〝ハリ〟を生じさせてしまいます。
その結果、筋肉や関節に負担が蓄積して、関節の動きの噛み合わせが悪くなり、ゆがみや痛みを生じます。
○背骨のS字を崩している原因を調べる方法は?
簡易的に調べる方法をお示しします。
●背骨のすぐ脇の背筋の部分を上から下に向かって
トントンとたたいて下さい。
●「鈍い痛み」または響くような「痛気持ちよさ」を
感じる部分を探します。
●写真のように背中を「上」・「中」・「下」の3つに分け、
痛みの順番を決めます。
「上」の部分が痛かった方 → 原因は"頭の疲れ"です
「中」の部分が痛かった方 → 原因は"内蔵へのストレス"です
「下」の部分が痛かった方 → 原因は"体力低下"です
このように背骨の配列変化を引き起こしてしまう原因は大きく3つに分けられます。
当院のリハビリでは、最新の体組成検査や筋力測定等により背骨の配列変化が起こった原因をより詳しく追求し、痛みや不調を引き起こしている本当の原因に対して治療をしております。
物事には必ず原因と結果が存在します。
例えば、「肩こり」「腰痛」を結果と捉えるならば、なぜそのような結果に至ったかおいう原因を追及しなければ、結果=腰痛・肩こりを変えることはできません。
「薬を飲み続けているけど良くならない...」
「手術しかないと言われた...」等々
肩こり腰痛、その他身体の症状でお悩みの方は是非一度、当院が取り入れている"Spine Dynamics療法"を体感してみてください!
2021/09/03 Wrote